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CS-A1100
レンズ回転ステージについて
偏芯測定では如何に精度良くレンズを回転させるかが重要な要因です。
しかしながらレンズの仕様は同じモノは二つと無いと言っても過言ではありません。Φに始まり、曲率、コバ厚など全部<一品一様>であり、これだけ多彩な測定物を同じホルダーで保持する事は不可能です。特に小径レンズ(Φ10mm以下)では手で回す事自体が難しく、これが精密測定を妨げる要因です。
この課題を克服すべくこの装置ではユーザー様からの多くの要望にお応えし、多彩なレンズホルダーと回転ステージをご用意しました。それぞれ一長一短ありここにご紹介する以外のホルダーのご用意もございます。ユーザー様側のご用途に応じて最適のホルダーをご選択頂ければと思います。
解決法その1・・・標準3本爪レンズステージに付いて
汎用性が高くレンズの載せる部分はデルリンでレンズも傷付けにくくなっています。測定可能なレンズのΦ15~70mmです。レンズの回転はゴムローラーによる手動方式です。
又バキュームでレンズを下から吸着させ安定回転させるタイプのご用意もあります。
標準3本爪ステージ
バキューム付き3本爪ステージ
解決法その2・・・大型3本爪レンズステージに付いて
標準ステージ仕様の拡大版です。測定機支柱との距離で最大Φ200弱まで載せる事が出来ます。(画像のタイプはΦ150までのステージです)。レンズの回転は標準仕様と同じくゴムローラーによる手動方式です。
大型3本爪ステージ
解決法その3・・・モーター式レンズ回転ステージに付いて
モーター式レンズ回転ステージ(RS-9型)
モータ駆動に依るレンズ回転ステージです。ゴムローラーでレンズを直接回転させ、レンズ自体は樹脂製の各レンズホルダーに乗せるだけでコバ受けのV受けがスライドします。小径レンズ(Φ10mm以下)にはVブロック若しくは2ピン突き当て方式でブレる事なく安定回転が可能となります。さらにバキュームエアーで引いてレンズがセリ上がるのを防いでいます。さらにはバルサム対応としてローラーにOリングを採用し厚み約1mmの薄型ローラーを採用し、貼り合わせレンズの<下側レンズ>のみを回転させる事も出来ます。
樹脂製ホルダー
2ピン受けホルダー
Vブロックホルダー
2.凸型レンズホルダーの流用タイプ
現場で多用されている<凸型レンズホルダー>とほぼ同じ構造の物をこのステージ用に設計し、Vブロックや2ピンホルダーの代わりに中央部に配置するタイプです。ホルダーはユーザー側で製作出来ます。
凸型レンズホルダー
凸型レンズホルダー流用タイプ
3.モーター部ストッパー
レンズ交換時にモーター部を固定させる背面ストッパーです。
モーター部ストッパー
その他にも様々な解決方法があります。尚、ステージは改良型を逐次開発しております。
ご質問等がある際はどうぞお気軽にお問い合わせ下さい。
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